■小学生に「お金の話」はまだ早い?いえ、今だからこそ必要です
「子どもにお金の話なんて、まだ難しいのでは?」
「お金のことを教えたら、逆に物欲が強くなってしまうかも…」
そう思っていませんか?
でも、実は今、
小学生からのお金の教育=“生きる力”を育てる一歩として注目されています。
- 社会はキャッシュレス化
- 将来は年金・保険・税の“自分判断”が当たり前
- 中学・高校から投資や経済の授業が導入済み
だからこそ、
「家庭で教える」金融教育はますます大切に。
この記事では、
金融知識ゼロの親でもできる!
小学生から段階的に実践できる“家庭内金融教育プログラム”をやさしく解説します。
今日から、親子で「お金の話、していいんだ」と思える第一歩を踏み出しましょう。
■小学生から始める!家庭でできる金融教育プログラム【5ステップ】
ステップ①|「お金ってなに?」を会話にする【低学年向け】
まず最初に大事なのは、
お金が「魔法のカード」ではないことを知ること。
【やること】
- お金の起源や仕組みを親子で話す
- 「お金はモノと交換するための“ありがとう”の道具」と説明
- 現金/カード/電子マネーの違いを見せながら教える
【声かけ例】 「これを買うのにいくらかかったと思う?」
「このジュースと、このおもちゃ、どっちが高いと思う?」
▶ ポイント
👉 抽象ではなく“身近な物差し”で話すと、子どもの興味が湧いてきます!
ステップ②|「使う・残す・貯める」を習慣化【中学年前後】
この時期は、お小遣い管理や買い物体験を通して、
お金の「選び方」を育てる時期です。
【やること】
- 月のお小遣いを「使う・貯める・自由に使う」に分ける
- 欲しいものを買う前に「欲しい理由」を言葉にする
- 欲しいものリストと「買える時期」をカレンダー化する
【実践ツール】
- お金日記・おこづかい帳
- ポイント付きお手伝い表
- 欲しいものシート(優先順位を書く)
▶ ポイント
👉 「自分で決めて、自分で後悔する」経験も、立派な金融教育!
ステップ③|「働いて得る」を体験する【中学年向け】
お金は「もらうもの」ではなく「つくるもの」と実感させることがカギ。
【やること】
- 家のお手伝いに対して“感謝報酬”を設定
- フリマアプリで不要品を一緒に出品してみる
- 学校のバザー・模擬店で「売る・値付け・渡す」を一緒にやる
【例】
- 洗車1回100円
- 料理の盛りつけ係で50円
- フリマで売れたら50%をこどもに還元
▶ ポイント
👉 労働の価値と、お金の重みを“体で感じる”機会をつくることが本質です!
ステップ④|「目標と計画」を立てて使う【高学年向け】
目先の欲しいものから、
「未来の自分のために使う」感覚を身につけるフェーズ。
【やること】
- 年末や学期ごとに「お金の使い道・貯め方」を一緒に設計
- 目標貯金をグラフにして壁に貼る
- 欲しいモノと「必要な期間」「達成条件」をシミュレーション
【実践例】
- 修学旅行のために月300円ずつ貯める
- 10月にあるイベント用に6月から500円ずつ用意する
▶ ポイント
👉 お金は“流れるもの”。「目標」と「計画」でコントロールできると知ることが重要!
ステップ⑤|「お金=人生を動かす力」として考える【家庭全体で】
最後のステップは、
お金の知識だけでなく、“価値観”として共有する段階。
【やること】
- 「大人もお金で迷ってること」をオープンに話す
- 家計簿や積立状況を“家庭共有”して、数字に慣れさせる
- 「お金を使う=自分の選択」と伝える
【家族で話すテーマ例】
- 今月のレジャー費はいくら?
- 欲しい物を「自分で買う」or「プレゼント待ち」どちらが良い?
- お金と時間、どちらを選ぶ?
▶ ポイント
👉 お金=ツールではなく、“人生の使い方”と連動していることを伝える段階です!
■まとめ:「お金の教育」は、“知識”ではなく“家庭での対話”から
お金教育とは、
難しい専門用語を教え込むことではありません。
それは、
「お金とちゃんと向き合える人間に育てる」ための日常の習慣。
そして一番大切なのは、
親自身が“完璧な知識”を持っていなくてもいいということ。
大事なのは、
「一緒に学ぼう」
「一緒に考えよう」
というスタンスです。
📘今日のプログラムまとめ
- 「お金ってなに?」を話題にする
- 「使う・貯める」の感覚を身につけさせる
- 「働いて得る」体験をつくる
- 「目標と計画」で管理することを学ぶ
- 家族全体で「お金観」を共有する
これらを、年齢や成長に合わせて少しずつ取り入れていくことで、
子どもは自然と“お金に強い人”へと育っていきます。
🎯今日からできる!家庭での“お金教育”スタートリスト
✔ 今週末、子どもと「お金ってなに?」を話してみる
✔ お小遣いの使い道を一緒に紙に書いてみる
✔ フリマアプリに子どもと一緒に出品してみる
✔ 欲しいものリストを作って「いつ買う?」と話してみる
\お金は“未来を選ぶ力”を育てるツール!/
今日から、親子で一緒にお金教育を楽しんで始めましょう!